歯医者さんの歯の教室

2017.10.29更新

生活習慣病とは・・・
厚生労働省は1996年より、成人病(慢性疾患)を生活習慣病という名称に変えました。
「若いころからの日常生活のあり方・よくない習慣を繰り返すことで病気が除々に広がり、症状が出てくる」ということから、「習慣の改善により病気の予防・治療をする」という考えを期待しているのです。歯周病も生活習慣が病状を大きく左右される病気だということで生活習慣病の一つとされています。

投稿者: 大塚歯科クリニック

2017.10.29更新

投稿者: 大塚歯科クリニック

2017.10.01更新

マウスピースで大切な歯と顎を守りましょう
大切な歯と顎を守るための保護装置です。マウスプロテクタ-やマウスガードとも呼ばれています。動きの早いスポーツ、接触の多いスポーツ(ラグビー・アイスホッケー・ボクシング・柔道等)にはケガはつきものです。スポーツ競技をするときは、マウスピース装着が義務付けられています。

目的
1.スポーツをする時の外傷予防
2.食いしばりによる歯の障害防止(歯軋りも含む)
3.いびき防止用 があります。

効果
・歯の保護
・口腔・口唇周辺部の裂傷予防
・顎部の骨折の予防
・顎関節の保護
・脳震盪の予防
などがあります。


当医院ではマウスピースの製作を行っております。
医院内にて歯型を取り各自に合ったマウスピースを設計、製作します。(やわらかい樹脂で作ります。)既製品とは違い適合が良いので「しゃべり易い」、「砂が入らない」、「唾が吐きやすい」、「歯牙を外傷から守る」、「歯の磨耗防止」、「不快感がない」がありません。その他にも全米スポーツ歯学会や日本スポーツ歯学会では精神的にもリラックスすると言われてます。

投稿者: 大塚歯科クリニック

2017.09.30更新

虫歯って?
どうして虫歯になるんだろう?
口の中にはたくさんの細菌がいます。その中のひとつにミュータンス菌という菌がいます。この菌こそが虫歯の原因菌です。食べ物の中に含まれる砂糖を栄養にして表面にネバネバした物質をつくります。このネバネバした物質の中に細菌が集まり、増殖してきます。これが歯垢(プラーク)というものです。歯垢の中の虫歯菌は酸をつくり、エナメル質(歯の中で1番硬い部分)を溶かしはじめます。これが虫歯なのです。

どのように進行するの?
虫歯にはC0からC4まであるのご存知ですか?
虫歯の進行


C0

虫歯予備軍と言われてます。歯が白濁している状態です。この段階ですと歯磨きをしっかりしていれば進行を止めることができます。

C1

表面(エナメル質)が溶けはじめた状態です。自覚症状はほとんどありません。この段階で治療されると簡単に済みます。

C2

虫歯が神経の近く(象牙質)まで進行します。自覚症状は冷たいもの、冷気がしみるようになります。一刻も早く治療することをお勧めします。

C3

虫歯が神経(歯髄)にまで達していて、大きな穴があいた状態です。激しい痛みを伴います。治療は神経をとり中をきれいにすることから始まります。その後弱くなった歯に対して金属でかぶせを作ることになります。この段階から治療時間(回数、日)、治療費等かかってきます歯が痛んだり、冷たいもの熱いものにしみたら、虫歯菌が歯の中の神経にまで達したということです。これを歯髄炎といいます。
歯髄には神経や血管、リンパ管が通っているため炎症が進むにつれ、痛みも激しくなります。
軽い炎症(夜に痛んだり、お水を飲んだ時に痛みが少し続いたりします)が起こっている段階を単純性歯髄炎と言います。激痛(大人でも我慢ができません)が走り痛み止めの薬を服用してもあまり効果がない段階を急性化膿性歯髄炎と言います。
この段階までなら根菅内をきれいにし、根菅内を埋める薬で封鎖し土台、金属冠をかぶせ歯として機能するのです。この治療には大変な時間と労力が必要なのです。

C4

歯の形(歯冠)がほとんどなくなり、根だけが残っている状態です。神経が死んでいるため痛みを感じることはありませんが、根が化膿して、腫れて悪臭がでたりします。このような状態ですと抜歯することになります。歯がういて噛み合わすことができません。歯根膜(歯を骨にひっつけている膜)に歯根から病気が広がっていくからです。この段階を歯根膜炎と言います。さらに悪化すると歯根の先端の骨が溶け膿の袋ができます。(図参照)この段階を歯根嚢胞と言います。急性に変わるとその歯の回りが腫れてきます。ほおっておくと体にも影響がでてきます。
このような状態になってしまうと原因歯を抜かなくてはいけなくなります。親知らず(一番奥の歯)以外抜けた場所には人工の歯をいれてやる必要があります。


できるだけ歯を抜かない治療を行っておりますが、そうなる前に定期的な検診を受けましょう!

虫歯が原因でおこる全身の病気


全身の病気


歯は骨の中に根があり、その根の中には血管や神経が通っています。これらが全身につながっているのです。もし、虫歯を放置してると、口腔内の細菌が増殖しさまざまな悪影響がでてきます。

全身的な病気を併発します。
細菌が歯から歯髄(神経)を通り全身に広がります。菌血症という血管の中で細菌が異常に多くなる恐ろしい病気や、心内膜炎という心臓にある心内膜が細菌感染を起こすのです。他にも眼科疾患(角膜炎)・気管支炎(ぜん息)・神経系疾患(三叉神経痛)・皮膚科疾患(じんましん、ヘルペス)・胃腸疾患(胃潰瘍)・リュウマチ性関節炎などを誘発することがあります。

局所的な影響があります。
●十分に噛むことができません。

歯が痛いと物を噛むことができなくなります。物を十分に噛むことができないと胃腸の調子も悪くなります。栄養の吸収も十分にできなくなります。


●顎や顔の発達への影響がみられます。

発育期のお子さんは虫歯があるとしっかり物を噛めず、健全な歯で物を噛もうとします。この時に噛み合せがくるい顎の発達が不均衝になり、顔面の発達に影響を及ぼすだけでなく、歯並びにも影響してきます。

●永久歯に悪影響を及ぼします。

乳歯に虫歯があると後から生えてくる永久歯との交換がうまくいかず歯並びを悪くしたり、異常な歯になるという影響をおよぼします。

●精神的にも影響を及ぼします。

虫歯や口臭が気になり人前で話したり、笑ったりするのが嫌になります。

虫歯になりにくくするには?

あなたの食生活はどうですか?
歯にとって良い食べ物・悪い食べ物はどれでしょう。
りんご、イチゴ・乳酸菌飲料、清涼飲料・あめ、ビスケット、キャラメル、チョコレート・ほうれん草、白菜、ピーマン、トマト・卵・肉・魚・ココア・するめ・チーズ・貝類、海草・アイスクリーム・砂糖

あなたの唾液はよくでますか?
唾液は殺菌作用があるだけでなく、虫歯になる原因菌が作り出した酸を中和する役目があるのです。

フッ素をご存知ですか?
フッ素には、抗酵素作用や抗菌作用があり口の中の唾液や歯垢に働きかけてくれます。歯に
は歯の表面に耐酸性の強い結晶を作って歯を強くしてくれます。大量に摂取すれば害になりますが、上手に使えば虫歯予防になるのです。フッ素入りの歯磨き粉やフッ素洗口を毎日続けてみましょう。又、定期検診時にフッ素塗布をされるといいでしょう。これらは定期的に行わなければ効果が期待できません。

キシリトールって?
テレビなどで見たことがあると思うのですが・・・
キシリトールは白樺や樫などの樹木から摂れる成分(キシランへミセロース)を原料にした天然素材の甘味料です。
虫歯の原因菌を減少させて、唾液を出させます。キシリトールガムを噛むことにより、歯垢がおちやすくなります。


虫歯の原因になる3つの要素(虫歯菌・食物(糖)・歯質)が1つでもないといいのです。
上手に活用して虫歯にならない歯(強い)にしましょう!

フッ素VSキシリト-ル・・(上手に使って虫歯を予防しよう!)
あなたはどっち?性質・効果・注意点を知って上手に使いましょう。

フッ素
フッ素って食品の中にも含まれているって知ってますか?一体どんな食品に含まれているのでしょう?
お茶や紅茶の葉には100~500ppm含まれています。お湯を入れて飲む場合には0.2~1.0ppmくらいの濃度になっています。他にもワカメ、海苔、魚介類があります。たくさんの量が地球に存在しているのです。アメリカなどでは飲料水に加えたりしています。


◆フッ素の効果


①歯の質を強くする。

表面のエナメル質を構成するハイドロキシアパタイトという結晶があります。その中の水酸イオンに代わりフッ素が入っていくため結晶が安定して酸に溶けにくくなるのです。

②歯の修復をしようとする働きがあります。

一度溶けてしまったエナメル質が再び結晶化しようと促進する働きがあります。但しある程度進んでしまった虫歯には効果はありません。

③歯垢(プラーク)ができるのを抑える

歯垢の中にフッ素が入り込み、虫歯菌の活性を阻害、又は酸を作らせないようにする。

④乳歯などの虫歯予防に効く(大人にも効く)

お子さんは甘いものが好き、歯質が未熟な為虫歯になりやすく、歯磨きが充分にできない為、完全に虫歯を防ぐことは難しいが、フッ素を用いる事により効果は期待できるのです。


◆フッ素の注意点


多量に摂り過ぎは危険!

成人で約250㎎を一気に飲むと吐き気・腹痛・下痢・痙攣などがおこることがあります。但し、多量のフッ素を一気に飲むことはほとんどできません。

虫歯予防の効果を過信しない

世界中で使われていますが、歯ブラシをしないでフッ素液でうがいするだけでは効果は期待できません。毎日使わないと期待できません。あくまでも、強力な補助としてお使いください。


キシリトール
キシリトールって何から作られているか知っていますか?
砂糖に近い甘さがある天然の甘味料です。白樺や樫などの樹木からとれるキシランと言われるものを還元して製造されたものです。砂糖と同じくらい甘いのですが、砂糖とは異なり虫歯の原因にはならないものです。


◆キシリトールの効果
キシリトールって何から作られているか知っていますか?
砂糖に近い甘さがある天然の甘味料です。白樺や樫などの樹木からとれるキシランと言われるものを還元して製造されたものです。砂糖と同じくらい甘いのですが、砂糖とは異なり虫歯の原因にはならないものです。

①虫歯や歯周病の原因となる歯垢を減少させてくれます

歯垢のネバネバ(水溶性グルカン)が作られなくなります。それによって歯垢の中に隠れていた虫歯菌が減少します。又虫歯菌が酸を作ろうとしても阻止してくれるのです。それだけでなく、カルシウムを取り入れる働きがあるため、歯の修復(再石灰化)も促進されるのです。

②唾液の分泌を促してくれます

キシリトール入りのガムを噛む事により唾液の分泌が多くなり、唾液に含まれるカルシウム、リン酸が歯を強くしてくれます。

③糖尿病の人でも大丈夫です

キシリトールは小腸から体に吸収されますが、代謝される時にインシュリンに頼らないので、糖尿病の人にでも大丈夫です。ただし、食べ過ぎると下痢する人もいるので食べ過ぎに注意してください。

◆キシリトールの注意点

高カロリーです

砂糖が4.0kcal/g、キシリトールが3.0kcal/gあります。低カロリーではありません。

値段が気になります

キシリトール100%のものは値段が高いため手に入りにくいです。店頭で含有量のチェックをして、含有量の多いものを購入されるといいでしょう。但し、含有量によっては甘味を補うために砂糖・水あめが含まれているものもあるので注意されるといいでしょう。
基本は歯ブラシで原因となる汚れを取り除いてあげる事です。キシリトールやフッ素はあくまでも補助と考えてください。

投稿者: 大塚歯科クリニック

2017.09.30更新

顎関節症って?
最近顎関節症という言葉をよく耳にされると思いますが、あなたは大丈夫ですか?

症状としては、
1.口を開けると痛い
2.口が開かない
3.口を開けると音がする

原因として考えられているのは、噛み合せの不良(虫歯、欠損放置、歯並び)、歯軋り、噛みしめ、成長期における発育不足、外傷、リューマチ、運動不足、ストレス、姿勢の悪さ、頬杖、精神障害、靴の不良、大開口などです。
あなたは心当たりはないですか?
症状に心当たりがあれば顎関節症の可能性はあります。


自己診断!!
では興味のある方は一度やってみてください。


1.鏡の前に座ってください。
2.ゆっくりと口を開けてください。
  この時に指を耳の前にあてて口を開けてみてください。真っ直ぐに開きますか?一番大きく開けた時痛みはありませんか?途中で音はしませんか?顎がひっかかった感じはありませんか?
3.ゆっくりと口を閉じてください。
  がくがくしませんか?途中でひっかかった感じはありませんか?
  この動作で異常があるのは関節の回りや関節自体に問題があります。
4.今度は左右にゆっくりと動かして見てください。
  どちらも同じように動きますか?片側だけが動かしやすいことはないですか?
  この動作で異常がある場合は顎がずれている可能性があります。片側だけで噛んではいませんか?
5.上下の歯を軽く早く咬んでみてください。
  この時に指で頬の筋肉の動く場所を触ってみてください。左右の奥の歯が同じようにあたりますか?左右どちらかが先にあたりますか?又筋肉が同じように動いていますか?
  この動作の時に異常がある場合は顎の筋肉のバランスが悪いことがいえます。さらに顎に無理な力がかかると首の筋肉までもがずれてしまいます。症状が悪化するとむちうちの症状がおこりやすくなります。
6.ゆっくりと歯軋り(左右に動かす)をして下さい。
  片方にのみ動きやすいということはないですか?どちらかでひっかかったりはしないですか?物を犬歯で噛み切れますか?前歯で噛み切れますか?奥歯がすりへっていないか鏡でみてみてください。

チェックはいかがでしたか?

投稿者: 大塚歯科クリニック

2017.09.30更新

歯を守ろう!!
歯を守るためには何をすればいいのでしょう?
あなたは何をしますか?


FBI??FBIって米連邦捜査局?ではないです。
とは、デンタルフロスで歯と歯の間の汚れを取り除くフロッシングのことです。
とは、歯ブラシをするブラッシングのことです。
とは、薬液でうがいをするイリゲーションのことです。

歯ブラシの選び方
① 大きさ
歯ブラシが大きすぎると奥の歯まで磨きにくいです。小さめの歯ブラシを選びます。大きさの目安として前歯2本分くらいの大きさが良いでしょう。
② 硬さ
歯周病などで歯ぐきに炎症が見られる人は「やわらかめ」、一般的には「ふつう」、好みで「かため」がといわれる方は力を入れすぎないように注意してください。

ブラッシングについて
ブラッシングが上手になるにはどうしたらいいでしょうか?
毎日歯ブラシをされていると思いますが、気をつけてることありますか?
お口の健康を守るためには歯ブラシは必要です。ただ歯にブラシをあててゴシゴシこすっても良いというものではありません。

磨けない、磨きにくい所を知っていますか?
たとえば右利きの人は右側奥歯の内側、左利きの人なら左奥歯の内側など磨きにくい場所があります。一度チェックしてみましょう。
磨く時間は短くありませんか?

磨きにくいところ

”食後3分以内に3分間磨きましょう”と言われていますが、3分間歯ブラシしていますか?少なくとも3分は磨いていないと汚れが残っていることは忘れないで下さい。
歯ブラシの正しい動かしかたをしていますか?

3分間歯ブラシ
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力を入れてゴシゴシ磨くと、毛先がひろがりプラークがとれにくくなるばかりでなく、摩擦により歯のエナメル質や歯ぐきをいためてしまいます。

優しく磨く


ブラッシング方法

① バス法
歯と歯ぐきの間の溝に毛先が入るようにして磨く方法です。
歯肉炎、歯周炎の人にすすめられてます。

ブラッシング1ブラッシング2ブラッシング3

ハブラシの持ち方はペングリップ。(鉛筆を持つようにハブラシを持ちます)
毛先は歯と歯ぐきの境におきます。
毛先は歯面に対して45度であてます。
小刻みにハブラシを動かします。
ハブラシは毛先が軟らかで、細いものを使ってください。硬めのハブラシですと歯ぐきをいためるので注意しましょう。


②ローリング法
歯肉に炎症のある人にすすめられている磨き方です。
歯並びがよく、歯ぐきが健康な方に適しています。
ローリング1ローリング2ローリング3
歯ブラシのわきを歯ぐきに押し当てます。
歯ブラシに圧を加えながら回転させます。(上の歯は上から下へ、下の歯は下から上へ)
歯ブラシを歯面に圧迫しながらはなします。
歯ブラシは毛は長く、少し硬めのものがよいでしょう。但し、毛先で歯肉を傷つけないように十分に気をつけて下さい。

③フォーンズ法
小さいお子さんやうまく磨けない人に向いています。
歯の表面の清掃に適しています。
フォーンズ1フォーンズ2フォーンズ3
上下の歯を軽くかみ合わせます。
毛先を歯に真っ直ぐに直角に当てます。
大きく円を描くように歯ブラシを動かします。但し、咬合面の汚れは別の方法で磨いてください。

ブラッシングの補助器具
歯ブラシだけでは歯の間のの汚れまでは完全に取り除くことはできません。
取りきることのできなかった歯垢を取り除くための器具について説明します。

① 歯間ブラシ
細い針金の周囲にブラシがついています。各メーカーによって持つ部分が角度のついている物、真っ直ぐの物があります。自分にあった使いやすいものを選んでください。
歯間ブラシ1歯間ブラシ2歯間ブラシ3

歯と歯の間にゆっくりいれて前後左右に動かします。サイズはいろいろありますので自分にあったものを選びましょう。自分にあったサイズがわかりにくい時は聞いてください。
歯の内側からも入れて歯垢を取り除きます。入らない所には無理に入れないで下さい。繰り返しの使用でブラシが乱れてきた時は、早めに取り替えられるようにして下さい。

② デンタルフロス
歯と歯の間が狭いタイプの人に向いています。
デンタルフロス1デンタルフロス2デンタルフロス3

デンタルフロスは歯ブラシでは磨けない歯と歯の間の緊密に接触している部分を通過させることによりプラークを除去します。フロスもいろいろなタイプがあり、フロスにワックスのついている物・ワックスがついていない物・使い捨てホルダー型(糸ようじ)などがあります。また単体でホルダーにセットするものもあります。ホルダーを用いない場合は図のようにして使います。

投稿者: 大塚歯科クリニック

2017.09.30更新

口臭を撃退しよう!!
口臭の気になる方は原因をチェックし対処方法を参考にしてみて下さいね。


歯周病等でお口の中の状態が悪い
お口の中が不潔だと食べカスが細菌に分解されて臭いをだします。悪化すると化膿してさらに嫌な臭いとなります。すぐに対処されないと治療期間が長くなるでしょう。
唾液が口呼吸等で少ない
お口の中が乾燥して清掃が悪いとかなりきつい臭いがでます。乾燥に気付いたら、歯磨き・水や臭い消しでお口の中に潤いを与えてください。それでも乾燥が続くのであれば歯科医に相談して下さい。
ホルモンのバランスが崩れた(例えば妊娠・月経前)
女性の場合妊娠や月経前にホルモンのバランスが変わります。そのために体調を崩したり、身体の抵抗力が落ちたりしてしまいます。その時に、お口の中の細菌が増加するため口臭がきつくなってしまいます。その時期は普段以上に歯磨きに気をつけるとともに、ウガイ薬などを利用して細菌の増加を防ぐ対策を行って下さい。
ダイエット・ビタミン不足
無理なダイエットや栄養の偏りなどが原因で身体の抵抗力が衰えにより、お口の中の細菌が急増します。そのため口臭がきつくなったり歯ぐきまでもが炎症起こし始めます。歯磨きの回数を増やしたり、ウガイ薬を使ってお口を清潔にされると共にバランスの取れた食事をして下さい。特にビタミンCを摂ってください。
糖尿病など全身的な病気
病気になってしまうと食べ物をエネルギーに変わる時に支障が生じるために充分なエネルギーを得ることができません。そのために身体の抵抗力が低下、お口の中の細菌も増加してしまうのです。それだけではなく簡単に歯周病になっていきます。内科的な治療を行いながら毎食後、就寝前にはしっかりと歯磨きを行い、歯科医院に定期検診に通ってください。
加齢
加齢と共に体臭がきつくなるのですが、それと同様に口臭も変化します。赤ちゃんや乳幼児の口臭は甘い臭いですが、40歳を越えた頃からは不快感を増してくるようになります。また入れ歯の方はお手入れをこまめにしていただかないと細菌が繁殖しきつい臭いへと変わっていきます。若い時以上にお口のお手入れに気をつけて下さい。そうしないとお口の細菌が原因のリュウマチや泌尿器系の疾患を患ってしまうことがありますので、充分な注意が必要です。

口臭とは
人と会うとき自分の口臭が気になったことはありませんか?家族や友人などに指摘され悩んだことはありませんか?一度気になると、人に相談できずに悩んだり・・・
実は口臭の原因の85%は口の中にあります。歯周病が原因というのが1番多く、他には舌の汚れ、虫歯、合わない詰め物・かぶせものが原因となります。
全身的な病気が原因となる場合もありますが、その場合病気を治療することが必要です。
口の中や食べ物が原因であれば自分で予防することができます。口臭の原因を知り、予防を身につければ悩むことはありません。

口臭チェック

チェックがいくつあるか数えてみましょう。

・自分で口臭を感じますか?
・他人に口臭を指摘されたことがありますか?
・食後に歯みがきされてますか?
・歯石を取ったことがない又は付きやすいほうですか?
・歯ぐきから血がでたり、腫れたりしたことがありますか?
・舌が白いですか?
・口の中がねばつきますか?
・口内炎ができやすいですか?
・入れ歯をしている又は寝ているときも入れ歯をしていますか?
・古い冠が入ってますか?
・食べ物が歯にはさまったりしますか?
・虫歯が多いですか?
・空腹ですか? 胃腸の調子が悪いのではありませんか?
・主に口で呼吸して(蓄膿症に罹っている)ませんか?
・歯の治療を中断していませんか?

1つもない人 心配ありません
1~5の人 少し口臭があるかもしれませんね
5~10の人 口臭があります
10以上の人 かなりの口臭があります

投稿者: 大塚歯科クリニック

2017.09.30更新

いびきは健康状態の注意信号
いびきは夜間の騒音にて家族を悩ますばかりでなく、睡眠と呼吸の障害(睡眠呼吸障害:sleep disordered breathing)を引き起こす疾患(いびき症)です。睡眠障害は、いびきで呼吸が苦しくなって睡眠中に何十回何百回も眼がさめる事によって正常な睡眠が取れなくなり、朝起きられないとか、日中眠くて仕方がないとか、夜寝つけないとかの症状を生じます。呼吸障害は、いびきが進行して息が止まる(無呼吸)と、血圧の著しい変動や酸素不足が起こり、脳血管障害、心血管障害、高血圧症、耐糖能異常、ホルモン異常等の合併症を引き起こします。小児では、低身長や肥満、乳幼児突然死症候群(SIDS)、注意拡散多動性障害(ADHD)の原因になる事もあります。
いびき症は単純性いびき症、上気道抵抗症候群、睡眠時無呼吸症候群に分類され、睡眠ポリグラフという検査で診断します。睡眠時無呼吸症候群はさらに、無呼吸などの呼吸障害が1時間に40回以上ある重症、20回から40回までの中等症、20回以下の軽症に分けられます。
いびきの治療法
マウスピース
治療は厚生労働省の方針に従い、循環器系合併症の進行した重症な睡眠時無呼吸症候群のみ内科治療(シーパップという人工呼吸)でそれ以外の中等症や軽症の睡眠時無呼吸症候群、上気道抵抗症候群、単純性いびき症は歯科治療(レ-ザ-手術、マウスピース)となります。
従って、いびき症の、およそ7割の方は歯科での治療を受ける事になります。
また重症であっても人工呼吸器(シーパップ)になじめない場合には、マウスピースを補助的に使用する事によって、人工呼吸器(シーパップ)による治療がより快適になります。

投稿者: 大塚歯科クリニック

2017.09.30更新

歯周炎の特徴
歯周炎は歯肉に初発した炎症が、歯根膜や歯槽骨など深部歯周組織に及んだものである。
歯肉炎が歯周炎に進行するには、通常、ある程度の量のプラークが長期間にわたり存在することが必要である。これには、プラークを増加させたり、プラークの除去を困難にする因子、すなわち局所修飾因子が大きく関与する。
歯周炎が進行する速度は、比較的ゆっくりで、数年単位で進行する。しかし、早期接触などにより異常に強い咬合力(外傷性咬合)が加わって咬合性外傷を合併したり、特殊な細菌に感染したりすると、破壊は急速に進行する。
さらに、全身性因子として生体の防御の強弱も影響する。例えば、糖尿病による抵抗力の低下(白血球の機能低下など)が歯周炎の進行を速める。
具体的な特徴は以下のとおりである。

歯肉炎が歯周炎に進行し、歯根膜・歯槽骨が破壊される
プラークによって生産される有害な刺激物質の侵入が生体の防御力を上回り、歯肉の炎症性破壊が深部歯周組織(歯根膜や歯槽骨)に及んでいる。プラークが持続的に歯周組織に作用し、歯根膜線維の破壊・歯槽骨の吸収が生じる。

アタッチメントロスが生じ 真性ポケット(歯周ポケット)が形成される
歯肉と歯との付着(結合)機構が破壊され、歯根に付着する歯周組織の量が減少(アタッチメントロス)する。歯肉の接合上皮(付着上皮)はセメントエナメル境よりも根尖側に移動し、歯肉は歯根から剥離して真性ポケットが形成される。臨床的には、ポケット底部がセメントエナメル境より根尖側に位置する。

歯周ポケットが深くなると歯肉縁下の細菌が増殖し、炎症を持続し進行させる
ポケット内は細菌が増殖しやすい環境であり、多量の有害な細菌の産生物がポケット上皮を通過して歯肉内へ入り込む。さらに、炎症が高度になると細菌自体が歯肉結合組織の内へ侵入する。このような状態から、歯周炎は歯周病関連菌の感染症であるともいえる。とくにPorphyromonas gingivalis(P.g.)やActinobacillus actinomycetemcomitans(A.a.)などは有害な酵素や内毒素を待ち、急速に歯周組織を破壊する。

局所の修飾因子(プラークの除去を困難にする因子)が存在すると増悪しやすい
口腔清掃を困難にするプラーク増加因子(歯石、歯列不正、小帯異常、不良補綴物など)が存在すると歯周炎は発病し増悪する。ひとたびポケットが形成されると、ポケット内部は患者が自分で清掃できないためプラーク増加因子となり、さらに歯周炎を進行させる。

咬合性外傷が合併すると急速に増悪する
外傷性咬合(早期接触、強い側方圧、ブラキシズムなど)により生じる咬合性外傷が、歯周炎と合併すると歯周炎は急速に進行する。臨床的には垂直性骨吸収、骨縁下ポケットが形成されやすい。したがって、外傷性咬合は歯周炎の重要な修飾因子の1つと考えることができる。

全身性因子は修飾因子として働く
細菌感染に対する抵抗力を低下させる全身性疾患(糖尿病や血液疾患 特殊な遺伝性疾患など)や免疫力の低下は、細菌に対する抵抗力を弱め、歯周炎を進行させる。
全身因子では宿主の防御機能を損なう遺伝性要因も指摘されており、要因の一部は解明されている。

部位特異性が著明である
同じ患者の口腔内でも、部位により歯周炎の進行度に大きな差異がみられる。これは前述した局所の修飾因子や歯の解剖学的特徴、増殖している細菌の質(種類)などによる。

歯周炎には慢性期と活動期がある
歯周炎は慢性疾患といわれるが、その進行は常に一定速度で進むのではなく、活動期すなわち急速に進行する時期がある(活動期か慢性期かを1回の検査で診断する方法はまだ確立されておらず、通常、アタッチメントロスや歯槽骨の吸収が短期間で急速に進行した場分を活動期と呼んでいる。しかし、前述した(1)~(7)の歯周炎の特徴を考慮し、ポケットからの排膿と出血、ポケット内細菌叢、根面の状態、咬合性外傷、全身状態などを調べることにより活動期を推定することが可能である)。

歯周炎が重度になると悪循環が生じ、さらに急速に進行しやすい。
ポケットが深くなると毒性の強い嫌気性のグラム陰性菌が増加する。さらに、骨吸収などにより支持力が低下すると2次性咬合性外傷が生じ炎症と合併して進行を早める。

歯肉膿瘍や歯周膿瘍を形成することがある
一般に歯周炎の急性発作とも言われるもので、細菌が歯肉や歯周組織の深部に侵入増殖し膿瘍を形成する。通常、歯周組織の防御機構が低下している場合、例えば、ポケットが深くて咬合性外傷を合併したり、風邪などにより全身状態の低下した時、歯肉縁下のスケーリング・ルートプレーニングが不十分な場合などに生じやすい。

原因の除去により歯周炎は改善する
軽度の歯周炎は基本的な原因除去療法で健康を回復することが可能である。一方、重度の歯周炎は治療が困難となり、複雑な治療を必要とし、しかも完全な回復は不可能な場合が多い。現在の治療技術では失われた歯周組織の再生は一般に難しい。
しかし、完全な健康回復や再生が不可能(深いポケットが一部に残存する場合など)でも、患者の熱心なプラークコントロールと歯科医師のメインテナンスにより、歯を保存し機能させることは十分可能である。

再発の危険性が高く、メインテナンスが不可欠である
初発因子(原因)であるプラークが口腔内に常に存在するため、再発の危険性が高く、治療により回復した健康を維持するためには、患者を定期的にリコールしてメインテナンスを行う必要がある。

歯周病とは
歯周病は歯周疾患とも呼ばれ、歯周組織に原発し、歯周組織を破壊し、その機能を侵す病的状態をいう。ただし、歯周組織を破壊する新生物(悪性腫瘍など)や代謝疾患は含まない。
歯周病の初期症状は歯肉の発赤、腫脹であり、さらに病変が進行すると深部組織に破壊が進み、歯と歯肉の接合部分が破壊され歯周ポケットを形成し、歯根膜の破壊、歯槽骨の吸収が生じ 歯の動揺が顕著となり、歯を喪失することになる。これらの変化の多くは、初期段階では痛みなどの自覚症状に乏しく、多くの患者はかなり進行してから異常に気がつくことが多い。抜歯される歯の約半数近くは歯周病が原因である。
歯周病のほとんどは、プラーク中の細菌が原因(初発因子)となって生じた炎症性疾患であり、歯肉炎と歯周炎に大別される。歯周病にはこの他にプラークと関係なく、強い咬合力によって引き起こされた咬合外傷が含まれる。
プラークは歯、歯肉、修復物、補綴物などに付着する多数の細菌から構成されている。
なお、これらのプラークを構成する細菌の中で、特に歯周病変に強く関与していると考えられる細菌を歯周病関連菌と呼んでいる。
個々の歯や患者間における歯周炎の発症と進行の程度の違いは、原因因子である歯周病関連菌の質と量、それらの作用時間、さらには患者側(ホスト側)の要因としての抵抗性あるいは治癒力との相対的バランスによると考えられている。

歯肉炎の特徹
歯肉炎は歯肉にのみ炎症病変が生じたもので、歯根膜や歯槽骨は破壊されておらず、歯周炎の前段階といえるものである。しかし、歯肉炎がすべて歯周炎に進行するわけではなく、歯肉炎のまま長期間維持されるものもある。具体的な特徴は以下のとおりである。
初発因子はプラークである
口腔清掃を中止してプラークが付着すると2~3日で肉眼でも歯肉炎の発生を見ることができる。

炎症は歯肉に限局している
歯根膜や歯槽骨には炎症が及んでいない。しかし、歯肉炎を放置すると炎症が歯根膜や歯槽骨に及び、歯周炎に進行する危険性が高い。

仮性ポケット(歯肉ポケット)が形成されているが、アタッチメントロスはない
歯肉が歯と付着する位置はほとんど変わらずに、歯肉が炎症により腫脹したり増殖することによって仮性ポケット(歯肉ポケット)が形成される。臨床的には、ポケットの底部はセメントエナメル境より歯冠側に位置する。すなわち、歯周組織が歯と付着し支持している量(これをアタッチメントと呼んでいる)は減少していない。

局所の修飾因子(プラークの除去を困難にする因子など)によって増悪する
口腔清掃を阻害したり表面が粗造でプラークを付着・増加させる因子、例えば歯石、不良補緩物、歯列不正、口呼吸などによって増悪する。

外傷性唆合(早期接触、ブラキシズム、側方圧など)によって増悪することはない
外傷性咬合によって病変が生じるのは歯根膜と歯槽骨であり、歯肉は直接影響を受けない。したがって、歯肉炎が外傷性咬合によって増悪することはない。

全身性の修飾因子が関与しているものもある
最初はプラークによって引き起こされるが、全身性因子あるいは特殊な局所因子に強く修飾されている歯肉炎がある。これらは通常関与する修飾因子の名がつけられており、妊娠性歯肉炎、フェニトイン(ダイランチン)性歯肉炎、白血病性歯肉炎などがある。しかし、これらは妊娠のため、あるいはフェニトイン(抗てんかん剤)服用のために歯肉炎が起こるのではなく、プラークによって引き起こされた歯肉炎が、妊娠や薬の服用により修飾されて増悪しているのである。プラークによる歯肉炎が存在しなければ、このような歯肉炎は生じてこない。

プラークを除去することにより改善する
口腔清掃の徹底により初発因子であるプラークを取り除くことにより、著しく改善する。さらに修飾因子を取り除くことにより、臨床的に正常な状態に回復する。

硬い歯ブラシや食物、義歯、薬物などプラーク以外の因子により歯肉が傷つくことがある
これらは歯肉外傷とも呼ばれ。例外的な歯肉疾患である。

咬合性外傷の特徴
咬合性外傷は、外傷性咬合(過度な咬合力)によって引き起こされた歯周組織の外傷であり、プラークによって引き起こされる歯肉炎及び歯周炎とは異なった歯周病変である。
咬合性外傷を引き起こす原因となる咬合を外傷性咬合と呼び、その代表は早期接触、ブラキシズム、側方圧、舌と口唇の悪習癖、食片圧入などである。

投稿者: 大塚歯科クリニック

2017.09.22更新

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投稿者: 大塚歯科クリニック

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