歯を守ろう!!
歯を守るためには何をすればいいのでしょう?
あなたは何をしますか?
FBI??FBIって米連邦捜査局?ではないです。
Fとは、デンタルフロスで歯と歯の間の汚れを取り除くフロッシングのことです。
Bとは、歯ブラシをするブラッシングのことです。
Iとは、薬液でうがいをするイリゲーションのことです。
歯ブラシの選び方
① 大きさ
歯ブラシが大きすぎると奥の歯まで磨きにくいです。小さめの歯ブラシを選びます。大きさの目安として前歯2本分くらいの大きさが良いでしょう。
② 硬さ
歯周病などで歯ぐきに炎症が見られる人は「やわらかめ」、一般的には「ふつう」、好みで「かため」がといわれる方は力を入れすぎないように注意してください。
ブラッシングについて
ブラッシングが上手になるにはどうしたらいいでしょうか?
毎日歯ブラシをされていると思いますが、気をつけてることありますか?
お口の健康を守るためには歯ブラシは必要です。ただ歯にブラシをあててゴシゴシこすっても良いというものではありません。
磨けない、磨きにくい所を知っていますか?
たとえば右利きの人は右側奥歯の内側、左利きの人なら左奥歯の内側など磨きにくい場所があります。一度チェックしてみましょう。
磨く時間は短くありませんか?
”食後3分以内に3分間磨きましょう”と言われていますが、3分間歯ブラシしていますか?少なくとも3分は磨いていないと汚れが残っていることは忘れないで下さい。
歯ブラシの正しい動かしかたをしていますか?
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力を入れてゴシゴシ磨くと、毛先がひろがりプラークがとれにくくなるばかりでなく、摩擦により歯のエナメル質や歯ぐきをいためてしまいます。
ブラッシング方法
① バス法
歯と歯ぐきの間の溝に毛先が入るようにして磨く方法です。
歯肉炎、歯周炎の人にすすめられてます。
ハブラシの持ち方はペングリップ。(鉛筆を持つようにハブラシを持ちます)
毛先は歯と歯ぐきの境におきます。
毛先は歯面に対して45度であてます。
小刻みにハブラシを動かします。
ハブラシは毛先が軟らかで、細いものを使ってください。硬めのハブラシですと歯ぐきをいためるので注意しましょう。
②ローリング法
歯肉に炎症のある人にすすめられている磨き方です。
歯並びがよく、歯ぐきが健康な方に適しています。
歯ブラシのわきを歯ぐきに押し当てます。
歯ブラシに圧を加えながら回転させます。(上の歯は上から下へ、下の歯は下から上へ)
歯ブラシを歯面に圧迫しながらはなします。
歯ブラシは毛は長く、少し硬めのものがよいでしょう。但し、毛先で歯肉を傷つけないように十分に気をつけて下さい。
③フォーンズ法
小さいお子さんやうまく磨けない人に向いています。
歯の表面の清掃に適しています。
上下の歯を軽くかみ合わせます。
毛先を歯に真っ直ぐに直角に当てます。
大きく円を描くように歯ブラシを動かします。但し、咬合面の汚れは別の方法で磨いてください。
ブラッシングの補助器具
歯ブラシだけでは歯の間のの汚れまでは完全に取り除くことはできません。
取りきることのできなかった歯垢を取り除くための器具について説明します。
① 歯間ブラシ
細い針金の周囲にブラシがついています。各メーカーによって持つ部分が角度のついている物、真っ直ぐの物があります。自分にあった使いやすいものを選んでください。
歯と歯の間にゆっくりいれて前後左右に動かします。サイズはいろいろありますので自分にあったものを選びましょう。自分にあったサイズがわかりにくい時は聞いてください。
歯の内側からも入れて歯垢を取り除きます。入らない所には無理に入れないで下さい。繰り返しの使用でブラシが乱れてきた時は、早めに取り替えられるようにして下さい。
② デンタルフロス
歯と歯の間が狭いタイプの人に向いています。
デンタルフロスは歯ブラシでは磨けない歯と歯の間の緊密に接触している部分を通過させることによりプラークを除去します。フロスもいろいろなタイプがあり、フロスにワックスのついている物・ワックスがついていない物・使い捨てホルダー型(糸ようじ)などがあります。また単体でホルダーにセットするものもあります。ホルダーを用いない場合は図のようにして使います。